安定した駐車場経営のための知識
ロケーションに応じた駐車場としての価値がそのまま月の賃借料として決定し、あとは仲介者を介して埋まるのを待つ。それが今までの駐車場経営でした。しかし、これでは決して安定した駐車場経営とはなりません。
こうして弊社サイトをご覧になっているオーナ様ですから、十分ご承知とは存じますが、改めて列挙いたします。
フレキシビリティを重視した利用料設定
これまでずっと賃借していただいていたユーザ様と、新規のオーナ様にまるっきり同じ価格にしていては、例えば、近隣に自物件よりリーズナブルな駐車場がオープンした際に、柔軟に対応することができません。季節や周辺環境の変化に合わせて、柔軟に対応できる利用料の設定が重要です。
例えば月極なら入れ替えの激しい時期限定で1ヶ月賃料を割り引いたり、近隣からの借り換えに限って入れ替え月の賃料を無料にするなどの施策を施しながら、既存のユーザ様からのクレームが入りにくいような契約条件に予めしておく必要があります。
アドレスフリーの導入
例えば都心の月極駐車場など、平日昼間は通勤で車を利用しているユーザ様が高い割合で存在します。そういったユーザ様は週末や平日の夜間に駐車場を利用しません。この空いているスペースを上手に運用することで利益を増大することができます。それがアドレスフリーです。
通常はユーザのスペースは特定されていますが、これを無くします。ユーザ様は空いているスペースに駐車することになります。ユーザ様は「ここは家の車を駐めるスペース」という概念は今はほとんどありませんから、導入にあたっては、トラブルもありません。
アドレスフリーを導入したら、平日昼間限定、週末限定、さらに限定なし、といったユーザの区分けを価格に反映して行うことで、1台分のスペースでそれまでの1月分の賃料以上の収益を上げることが可能となります。
その際には、歩留まりの算出が重要です。万一、平日昼間限定のユーザ様がうっかり契約を違反し、週末も駐車し続けてしまったとしても、週末限定のユーザ様が利用できなくなることが無いような入出庫管理を行う必要があります。
運営スタッフのスキルアップ
ユーザ様がセルフで出入りする駐車場でなく、スタッフがサポートするような駐車場の場合、ブスッとした駐車場管理人がユーザ様に対応するようでは、収益アップは間々なりません。
例えば、荷物を下ろしたら、後はスタッフが所定の位置に車を駐めてくれる。「おかえりなさいませ」「いってらっしゃいませ」というような挨拶をする。そういったホテルのような接客を行うことで、単なる場所貸しの料金だけでなく、ユーザ様にコンシェルジェ的なサポートによる対価=他の駐車場より値段が高いけれどもスタッフに魅力的、という駐車場にすることができます。
価格競争だけに走ることなく、差別化のポイントをスタッフの育成によって成し遂げれば、より安定した駐車場経営を行うことができます。
